イタズラなＫｉｓｓ〜Ｐｌａｙｆｕｌ　Ｋｉｓｓ

台湾版もよかったですが、この韓国版の方が比較的原作に近いドラマになってるんじゃないかな、と思います。ハニ（琴子）にとって、スンジョ（直樹）は心の全てであり、猫まっしぐらならぬ直樹まっしぐら。迷惑がられようが怒られようがスンジョに猛突進。一方すべてにパーフェクトな天才であるがゆえに、何かを成し遂げる喜びも達成感も知らず、退屈で無表情だったスンジョが、ハニによって、徐々に喜怒哀楽を表わすようになっていく。スンジョにとってハニは感情を露わにできる心の鍵を持つ唯一人の女性なんですね。パズルのピースを埋めるように、お互いに足りなかったもの（ハニにとってはスンジョの笑顔、優しさ。スンジョにとっては何かを手に入れるために熱くなること）を手に入れていく二人。出会った頃ハニが目の前にいるのさえ迷惑そうだったスンジョ君の表情が、ハニへの優しさと愛おしさで柔らかくなっていくのが素敵です。できればもう少し続きをみたかったなぁ・・・。

イタキスの原作ファンで、本当に大好きな漫画です。
あんまり期待をしないでみていましたが、内容は原作に近くて次第にハニ（琴子）とスンジョ（直樹）の恋愛にはまって
しまいました〜！
ハニ役の女優さんが、決して美人ではないんだけど、ドジで一生懸命に一途な姿が愛らしくて…
すごくかわいかったですよ。

わたし的には、スンジョのママ役の方がめちゃくちゃキュートで大好きでした〜！
みなさんにおすすめのドラマです。
youtube版で続篇が放送されたらしいのですが、できればそちらもＤＶＤ化して欲しい！！見たいです

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

台湾版『イタズラなＫｉｓｓ』はずっと昔に視聴済みです。
このドラマに嵌った方は、韓国版のキャストを見て「えーっ」と思った人が多いのでは？
私もキム・ヒョンジュンさんは『花より男子』で凄く良かったから、立て続けにこういうキャスティングはどうなんだろう。。。って不安だった。
二番煎じになりそうで、ストーリーも知ってるし、何を楽しみにして観ればいいのって戸惑ったり。
１話での突拍子のない、オーバーな演出にがっくりし、（やってしまった感・・・）
高校生時代にはあまり楽しめなかったけれど、これが大学生になった頃からどんどん観るペースも速くなりました。
高校時代の金ちゃん（こっちの方がしっくりくる）があまりにもイメージの相違で特にダメでしたが、ハニパパの店を手伝い、食堂で働くようになってからは私の見る目も及第点。
相変わらずのハニ（チョン・ソミン）のドジっぷり、あまり考えないで行動してしまうハニにはいつもハラハラさせられます。
スンジョのいない人生なんてハニは考えられないほどのスキスキオーラでした。
でもどれも台湾版アリエルのパワーには及びもしなかったけど。女優なのにアリエルそこまでして大丈夫なの？って心配になったもんね。

ハニに対して冷淡な態度のスンジョのちらっと見せる心の変化。スンジョ役のキム・ヒョンジュンさんがちょっといい感じになってきて、彼を見たいがための視聴目的へとなってしまいました・・・
ずぶ濡れになった初めてのデート、スンジョの家にお泊りした夜、二度目のＫＩＳＳ、スンジョの爆弾結婚発言、その時のハニパパが感極まってのスンジョへの言葉・・・どれもこれも思い出深いです。

私が一番嬉しかったのは。。。。（ネタバレ注意）
楽しみにしてた結婚式、見事に裏切られた形になった台湾版。
新婦、新郎を入れ替えてのあの結婚式にはテンションまっ逆さまになるほど失望しました。
あれはないよね、彼があんな事了承するなんて理解できなかったし。。。
だけど韓国版の結婚式は超感動しました。
みんなの笑顔がそこにあって、失恋したユ・ヘラやジュングにももらい泣きです。
二度目のＫＩＳＳのネタバラシもジャストタイミングです。
結婚式をちゃんとしてくれて良かった〜
カン・ナムギルさんがするパパ役はいつも好きです。
２１歳には到底見えない(^-^;　）チェ・ソングクさんの起用は驚きの変化球だったな〜。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

最初に知ったのが華流版。
そのころ「流星花園」で華流の面白さを知ったばかりだったが、それでも中国語が耳慣れなくて、吹替版で観ていた。しかし「イタＫｉｓｓ」に吹替版はない！
しかし、面白いものに国境はない！言葉は関係なかった！

終始仏頂面で、ＩＱ２００のクールな男、直樹を演じたジョセフ・チェンと半端じゃないドジぶりのお騒がせキャラ、琴子のアリエン・リンのコンビは「イタＫｉｓｓ」史上最高です！（キッパリ）

で、韓流版はどうかと言いますと――
直樹（スンジェ）をキム・ヒョンジュンが演じるといいます・・・う〜ん・・できるんかぁ〜！？
個人的には「花より男子」で、表情の乏しい、暗いイメージしかありませんでしたので・・（リダペンの方、石投げないで！）
琴子（オ・ハニ）役のチョン・ソミンって誰だ？わけのわからん子だな・・大丈夫か？

ああ、思い知らされましたね。故多田かおるさんの原作がいかに名作か！
このストーリーの上になりたったドラマは相当不出来なスタッフの集まりじゃない限り、面白いということです。

有名なストーリーですが、まあ、さわりだけ。
ＩＱ２００の天才でイケメン、スンジェに、ずっと片想いのハニ。高校三年になってとうとうラブレターを渡すが、皆んながいる前で誤字脱字マヌケぶりを容赦なく指摘され、笑いものに。
そんな時、スンジェの父とハニの父が親友同士ということで、地震で家をなくしたハニ父娘がスンジェ家に同居することになる。
スンジェとしては無視したいハニなのだが、どんなに冷たくしても、喰らいついてくるハニのペースにいつのまにか巻き込まれしまう。
極めつけは、卒業式の二次会でエリート組と落ちこぼれ組が鉢合わせし、またもや皆んなの前でスンジェに恥をかかされるハニ・・・ここからが最初の「イタＫｉｓｓ」の有名なシーンです。
スンジェは非常に理性的でクールな男なのだが、このシーンで始めて感情を露にします。
“もうあんたのことなんか忘れてやる！”と激高する琴子に苛立つスンジェ。
今まで、好き好き好き好き好き！迷惑光線を発しまくっていた琴子がオレ様を忘れられるか！
まくし立てる琴子の口を思わず自分の唇で塞いでしまう・・
ギャアーーー！ぬっなんと！初キッス！！！
まあ、された方も驚きだがした方がもっと驚いた。
申し訳ない、ここでまた華流と比べちゃいます。ジョセフの一瞬の間にいろいろな表情が読み取れたこの時の演技が秀逸で忘れられません！また、華流は盛り上げ方がうまかったな。

それに比べれば、ヒョンジュン君の方はマイペース？あっさりしてたかな？
後で判るんですが、それが彼の魅力なんですね。でもこの時は、おい、もっとブチュッ！とやれよとか、非常に理性的に観ちゃってました。

このキスからスンジェとハニの関係が一歩進んだものになるんですが、スンジェは心の中に芽生えたこの感情さえ理性でコントロールしちゃうような男です。天才で何でもできちゃうけどヒューマン的には未熟なんですね。
華流版で直樹（スンジェ）が言ってたことだけど、「琴子（ハニ）は俺のできることの１０％もできない・・俺は琴子ができる９０％はできるが、残りの１０％はどうしてもできない・・」
２人の関係を表現している見事なセリフです。

原作は１０年以上に渡る２人の愛の軌跡を描いているものだから、それをたったの１６話で収めてしまうところに土台ムリがあり、華流のように心に深く突き刺さるということはありません。
スタッフはきっと韓流独自の「イタＫｉｓｓ」と思っていたのでしょう。アメリカンスタイルで始めたのですが評判が悪かったみたいです。私も脚本もなってないのに何でこんなことやるのかなと思っていたけど、途中で軌道修正したあたりから、やっぱり「イタＫｉｓｓ」、面白く視聴させて頂きました。

今回のスンジェ役、ヒョンジュン君はＩＱ２０落ちの１８０ぐらい、ツンデレ度も８０％ぐらいの直樹でしたが・・・ヨン様なみの雰囲気もあって、原作よりちょっとソフトな直樹像を作り出していたようです。
ハニ役のチョン・ソミン、やっぱり個性も華もない普通の女の子だけど、演技はしっかりしていました。
おかげで華も個性もあるヒョンジュン君が目立ちまくっていたと思いますよ。
私は、この若年寄、失礼！非常に落ち着いた、雰囲気のヒョンジュン君がとっても気に入りました。
声も男らしくて個性的でいいですよね。是非彼で「冬ソナ」のリメイクをと思ってしまいました。

最高です！！　DVDを返却してもYOU TYUBUでまた見たりして・・・！！　ペク・スンジョの冷たい目も優しく笑う顔も、優しいKISSも最高ですよ。ストーリーだって、悪くないです。
こんな家族があっても良いですね。実際にあるかは、わかりませんが、韓国の男性はストレートな愛が素敵です。ぜひ、レンタルしてください。