ドラマ２４　なぞの転校生

とてもおもしろいジュブナイルドラマでした。
岩井俊二の脚本だけあって、主人公達の小粋なセリフが交わされます。
登場する悪役、善役キャラクター達はみな好感が持てる。
劇中の音楽、オープニングエンディングも良い
ストーリーもハッピーエンドなので後味もとてもよかった。

気になった点は
ヒロインの桜井さんがとてもよかったので、本郷さんの出番を削って
桜井さんにあてればいいのでは(^^)/
なんつってね(^^)/

これは絶対におすすめです。
とくに少年ドラマシリーズを見てた方には見ていただきたい。
私は残念ながらてっきり見てたと思っていたのにじつは見てなくてイマイチ感動が薄れてしまったけれど(泣)。

ビッグネームは一人もおらず売り出し中って感じの人が多く、知ってる人はチラホラしかいないといった感じで、それでも興味があって借りてみました。
正直1話目を見た時点ではあ〜こりゃ失敗したかなって思いました。
でも待って、ここで見るのやめるのはもったいない。
2話から本郷奏多扮する山沢典夫が登場するのですが、ここからががぜん面白い。
なんだかFRINGEの監視人みたいで、面白かったです。そういえば顔も似てるような気がしないでもない。

で、この本郷奏多くんが素晴らしいのです。
美しいのはもちろん演技もなかなか良く、今後期待できますな。
私が彼の存在を知ったのは秘密の花園ってドラマでしたが、この頃からすでに美しかったですねぇ。
男の人に美しいっていうのは変かもしれないけれど、本当に美しいということが似合うのですよ。
内容ももちろん面白いのですが、この方の美しさも是非堪能してもらいたい。
オープニングで石膏かな？を全身にかぶってるのですが、それでもその美しさを消せはしない、むしろいいアクセントになり妖しささえ漂うような感じでもう目が離せません。
はっきり言ってもこのドラマに出てるどのの女の人よりも美しいです。
セリフでこの世界は美しいと何度か登場人物が言うのですが、そのたびに、いえいえ貴方様のほうがお美しゅうございます、と何度頭のなかでつぶやいことか（笑）。
あ、顔のことばっかり言ってますが、それぐらい感動したのですよ。

みんなの演技もうまく、話自体も面白いですよ、もちろん。
イチオシの本郷奏多くんの他にも、冴木小次郎役の碓井将大や鎌仲才蔵役の葉山奨之に興味をもったわ。
あ、そうそう姫様役の杉咲花も良かったわ〜。
なんか中村蒼・本郷奏多・桜井美南の3人が主演らしいのだけど、本郷奏多くんがピカ一。
申し訳ないけれど後のお二人はもうちょっと頑張れって感じかな〜。

そういえば中村蒼くん最初KAT-TUNの中丸雄一くんかと思った。
そっくりよね。よくよく見比べてみたら違う人だとわかったけど、この子ジュノンボーイだったのね。

あ〜書きたいことまだたくさんあるのだけど、そろそろやめとこうかしらね(汗)。
あと一言だけ。最終回のみどりと典夫のふたりには胸がキュンキュンしちゃいました。
DVDも欲しくなっちゃったわ〜。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

　岩井俊二監督脚本プロデュースらしく、被写界深度が浅くハレーションで白い映像に細かいカットにボソボソ喋る登場人物たち。そして流れるピアノの旋律。THE岩井俊二!

　団地に住むSF研究会の高校生が日常生活送ってたら、隣に住む老人の家に突然孫を名乗る高校生が現れて、なぞの転校生感いっぱいの存在として、なにやらたくらんでるぞって思いながらも生活していく。
　ノリオくんという転校生は明らかに行動も言動もおかしけれど、スマホみたいなアイテムを使って周囲の人物たちを操っていく。
　
　けど、ちょっとやってきたお姫様ペラペラ喋りすぎじゃないかしら?　それが文化の違いで起こる笑いがあって、可愛いんだけども。
　それに全12話の長さの割には序盤の展開がチト遅く感じました。もっと早く王族のくだりが起こってもよかったのではなかろうかと思いました。
　主人公もちょっとイマドキの高校生なのか、重大な事件が起きてもすんなり受け入れて、結構何もしない受動的すぎるという。素直なコ、ゆとり教育の世代だからかな。

　けれども、シャボン玉のシーンとか印象に残る映像が1話に必ずビシっとあるし、グッドニュースバットニュースが交互に起きて、見やすい構成だし。秀逸なSFドラマだと思いました。