ミレニアム２　火と戯れる女

リズベットの過去にフォーカスしたシリーズ２作目
１作目から連なる物語になっています。
リズベットは何処にいようが
相手にパソコンがあれば
どこからでも相手の情報を鷲掴みにできる電脳龍
キッチリと仕返しをした後見人のその後の動向も隈なくチェック
異変があればゴールデンボンバーの
樽美酒マッドネスバージョン的な白塗りメイクで登場し
脅しをかけてきます。
そこから事件に巻き込まれ
過去と対峙することになるのが今回のストーリー
ある特異体質を持ったモンスターの登場や
死んだとばかり思っていた父親の出現など
（あの炎で焼かれて生きていることが不思議でした。
もっと皮膚がケロイド状になるのでは？
あの炎の大きさでは喉も焼かれるのでは？
目も焼かれるのでは？
と、父親が生存していることがそもそもの疑問）
驚きの展開ではあるのですが
なんかマヌケです。
巨体のモンスターも
いつもツメが甘く
殺そうとして殺せない
００７に登場する悪役、ジョーズばりの凄みと
雰囲気があっただけに
木偶の坊系のガッカリ感が勿体ない
といいつつも
なんだか２サス的な面白さがあり
わかりにくい名前だらけの登場人物の多さに比べて
わかりやすい物語の展開に助けられ
完成度は決して高くないけど続きが観たくなります。
この終わり方では尚更続編が気になります。

ゴリゴリのファッションが好みのリズベットですが
どうしても鼻の輪っかピアスが受け入れられなかった
どうしてもマヌケに見えてた
今回は、素性を知られてはまずい状況に陥るため
ピアス類はほとんど取り除かれています。
よかったです。
メイクとピアスを取ると
なんだかイノセントなあどけなさが垣間見える
鋭さもありつつ、そんな一面も表情からうかがい知れるところが
リズベットの魅力なのかもしれません。
そして誰にも負けないド根性とタフネス！

リスベットの過去が明かされ、かなり衝撃的な内容。

ハリウッド版のリスベットとミカエルが好きなので
あの２人でこの話を見たいという欲求が...

また今回も原作を読んだ上でのスウェーデン版オリジナルを鑑賞。結果として、やっぱり先の読める映画はあんまり面白くないなあ（笑）。

というかあとで知ったけど、この映画自体元々ドラマ映画だったらしくて、たぶん３０分枠でブツ切りで見るべきものでしょ？それを映画の枠にはめて見せるから、場面展開が多くて映画の詳細がわかりづらい。

これで原作を読んでなかったら少しは面白かったかもしれんけど、もう読んじゃってるしね（笑）。どうしようもない。

ストーリー紹介はなしの方向で（笑）。原作自体、長大なストーリーでかなり入り組んでるので。


まあ個人的には原作読んでなくても、あまり面白い映画ではないと思うよ。逆に、原作はすごく面白い外国小説です。そっちは推薦します。

☆３つ。

前作に続いて今作も、かなり原作に忠実です。
ミカエルとエリカの不倫関係についてが深く触れられていないのとヴァンゲルグループくらいかな。

原作小説を読んでて終盤のリスベットが埋められる記述に、おいおいおいおいおいと思い３巻目を先読みチョットして安心したのでした。

今作はリスベット・サランデルの過去と生い立ちが中心となり現在の殺人事件につながっていきます。

リスベットは無口ですのでノオミ・ラバスの眼やかすかな表情の動きで見事に表現しています。この辺は日本人好みかもしれません。

全体的な印象は「スターウォーズ　帝国の逆襲」。生い立ちのことだけでなくラストに次作を早く見たい気にさせるところがです。

絶対に２と３は一緒に借りてください。

前作に比べるとインパクトにかける。
リスベットのルーツが垣間見れますが、そこまで想像を絶するほどで話。
これからの展開に期待。