ウルトラマンティガ＆ウルトラマンダイナ　光の星の戦士たち＋ウルトラニャン２

面白かった

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最初に整理が必要です。「ダイナ」は「ティガ」の続編、後日談です。その他のウルトラマンとは全く関係ありません。作品中に登場しても、あくまでテレビ番組として存在しているだけです。
そしてこれら２シリーズの作品を時間順に並べると、「ティガ」のTV,中間の「FINAL ODYSSEY」、「ダイナ」のTVと本作、という順番です。この「ティガ＆ダイナ」は「ダイナ」のTVシリーズの途中に含まれるエピソードという位置付けなのです。
という訳で、あくまで主役はウルトラマンダイナであって、ティガは短時間のリリーフ役での登場に止まります。長野博氏の出演もありません。それでも尚、実は本作品は「ティガ」を描く為に組み立てられているのです。
終盤に出現するウルトラマンティガは、誰かが変身したヒ−ローではありません。ダイナのピンチ、地球の危機に人々の想いが光となって結集した形なのです。そこに至る過程で、「ティガ」の最終回が回顧されます。かつてウルトラマンを蘇らせる光となって戦った少年たちが、その経験を思い出す場面があるのです。
私にとって、あれ程嬉しい映画のワンシーンは初めてした。人はひかり。誰でも自分の力で光になれる。そんな気持ちが強く確認されて、喜びが満ちてきたのを思い出します。もっとも館内にいた幼い子供たちは、変身無しのティガ登場に納得がいかない様子でしたが。

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平成ライダーシリーズの映画を全部みようという野望は２作目で挫折しました。そのかわりウルトラにチェンジしましたが、断然、こちらのほうが面白い。キャステング、わかりやすさ、内容ともに、プログラムピクチャーと化したライダーよりはいい。（本来は映画の１作目、「テイガ」を借りるのを間違えましたが。）
ただ子供とみていて思った事は、戦いの規模は、ウルトラ＝戦争、ライダー＝テロといった感じでしょうか？爆発し破壊されるセット、吹き飛ぶ戦闘機をみて、小さい頃みたウルトラシリーズに戦争映画を求めていたとわかりました。主人公の怪獣退治チーム（ウルトラ警備隊、MATなど）は軍隊で、異星人は侵略者、怪獣は最終兵器といえばわかりやすいでしょうか？ライダーは路地裏で殺し合いというか、改造人間同士の殺し合いなので、暗闇の、日陰者の暗躍といった雰囲気がないと、ライダーの世界ではないと思います。ショッカー自体もテロ組織だしね。いい悪いでなく、その日の気分で変わってくるものと思いますが。
残念なのは、TVコードのせいで隊員はタバコもアルコールもすわない子供の集団と化し、若者ばかりで白虎隊みたい。隊員の平均年齢低すぎると、軍隊でなく学生サークルみたい。ナックル星人やメトロン星人みたいな腹黒い奴に簡単に侵略されてしまうぞ。あと確実に昔のほうが火薬量が多かったなあ。ライダーもV３の時は爆発しまくりだったし。CGよりもぼっこんぼっこん爆発してほしいなあ。
イケメンの登竜門となったライダーよりウルトラに期待しています。けどマニアでないので、過去との時間軸どうなっているのでしょう？今度の映画、ウルトラ兄弟でるらしいので期待しています。

９８年の平成ウルトラマン最初の映画で、ティガの最後の闘いから５年後という設定だそうです。
ウルトラマンシリーズ初だそうですが、前作ティガの設定をそのまま完全に引き継いだのがダイナらしいです。だから、この映画ではティガの防衛チームの隊長（高樹澪さんです。良かった。）が出てきてダイナの主人公に説教したり、退役してるのに戦闘機で出動したりと、ダイナのキャストとごく自然な感じで絡んでいたのが印象的でした。
主にスクリーンに登場するのはダイナの方ですが、ティガがお気に入りならば、その番外編として見てみるのも面白いと思います。２年後に公開されている映画ティガと微妙に話が連続してもいますし。