あの３．１１　以後よく聞いた曲、しかしＣＤで家で静かに、あの時を重いだしつつ聴いたのは初めてだ。心にしみる歌声だった。次は合唱曲をぜひ聞くつもりだ。復興はこれからです。ともに頑張りましょう。

森麻季さんの、このアルバムでは、「霧と話した」に注目します。

中田喜直さんの作曲、
鎌田忠良さんの詩は、
このように始まります。
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わたしの頬は　ぬれやすい
わたしの頬が　さむいとき
あの日あなたが　かいたのは
なんの文字だか　しらないが
そこはいまでも　いたむまま
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中田喜直さんの歌曲には、名曲がとても多いです。
女声のための曲としては──
・「たーんき　ぽーんき」（山村暮鳥・詩）
・「おやすみ」（三木露風・詩）
・「サルビア」（堀内幸枝・詩）
・「悲しくなったときは」（寺山修司・詩）
・「アマリリス」（長崎透・詩）
・「むこうむこう」（三井ふたばこ・詩）
・「霧と話した」（鎌田忠良・詩）
・「さくら横ちょう」（加藤周一・詩）
・「桐の花」（三好達治・詩）
・「すずしきうなじ」（三好達治・詩）
・「またある時は」三好達治・詩）
・「たんぽぽ」（三好達治・詩）
でしょうか。
とても、たくさん、ありますね。

男声のための歌曲はとても貴重です。
・「木兎」（みみずく）（三好達治・詩）
・「海四章」─　馬車、蝉、沙上、わが耳は　─（三好達治・詩）
・「つくだ煮の小魚」（山之口獏・詩）
・「結婚」（山之口獏・詩）

さて、
中田喜直さんの作曲、
鎌田忠良さんの詩は、
このように転回し、収束します。
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霧と　一緒に恋をした
みえないあなたにだかれてた　
だけど　あなたが　かわいたとき
あなたは　あなたなんかじゃない　
わたしは　やっぱり泣きました
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女声のために書かれた歌を、自分のような男声で歌えないか、
と思い、実行しました。
ピアニストには、苦労をかけました。

ありがとう。
ともちゃん。

収録曲の音量にバラツキがある。特に一番の「花は咲く」「Stand Alone」の音量が小さい。曲の内容、演奏者は素晴らしいのに残念だった。